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2016年9月 3日 (土)

学校支援事業フォーラム(事業報告&講演)ご報告

9月3日(土)、ノーマライゼーション学校支援事業フォーラムの午後は、
最初に2015年度の報告をしました。

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事業の概要と個別相談の1年分のデータ、そしていくつかの事例をお
伝えしました。
個別相談は、延べ104件、34名のご相談を受けました。
障害の種類としては、広汎性発達障害が一番多く、次に「障害の疑い
がある」という方が多かったです。
相談内容としては、周囲の理解を得られずに困難さを抱えている中学
生の場合、通常学級・特別支援学級共に、進学の相談を受けるケース
が多かったです。障害のある子の進路選択は、進学先の障害への理解
や支援などの情報が少ない中で、本人や保護者が不安になっているケ
ースがほとんどです。特別支援学級や特別支援学校の相談では、教科
学習をどう保障するかという課題がみられました。また、家族関係の問
題では、家庭での安定した環境をどのように作っていくか、クライアント
に寄り添って一緒に考えました。

後半は、綾屋紗月さんに「発達障害の人が生きやすい社会とは―当事
者による研究の広がり―」というタイトルでご講演いただきました。

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綾屋さんご自身の幼少期からの体験、細かい感覚のことや、「普通」に
ふるまうことがとても大変だったということ。「自分は何者なのか」という
ことに悩み、発達障害ということがわかって、やっと自分のことが少しわ
かったという思い。でも、今度はコミュニケーションをする上で、何か問題
が起きた時に、それが発達障害のある人の責任とされてしまうことの危
険を感じる…。コミュニケーションとは、双方の関係。何か問題があると
したら、双方で解決していかねばならないのではないかというお話は、と
ても心に響きました。
そして、現在は当事者研究の会を主催し、さまざまなコミュニケーションの
可能性を探っていらっしゃいます。綾屋さんご自身は、言葉と手話と一緒
に使うことで、目からも情報が入って「すとんと理解しやすくなる」とおっしゃ
っていました。実際に手話を使ったり、映像をいろいろと使って説明してい
ただき、「なるほど」と思うことがたくさんありました。

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コミュニケーションをするには、様々な手段があります。発達障害当事者
の方々が、音、絵、文字、手(手話)などの中で、どのような表現手段を、
どのように使うことが自分にとって快適なのかを研究していらっしゃいます。
その研究は、あらゆる人のコミュニケーションに有効だと思います。今後の
発展が待ち遠しく感じるお話でした。

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